葬儀の際にどうしたらいいのか困ってしまうのは挨拶ではないでしょうか。参列の際には失礼にならないようにキチンとしたマナーを知っておきたいものですね。式場では、大きな声での会話や世間話は控えましょう。小声で話し、知人に対するあいさつも黙礼程度にします。
通夜で遺族にお悔やみを述べる場合は、ほかの参列者のことも考えて、長くならないようにします。葬儀と告別式の最中は、遺族に対してお悔やみを述べないのがマナーです。目が合っても黙礼する程度にとどめるとよいでしょう。
遺族へのお悔やみの言葉は難しく考えてしまいますが、短い言葉で構いません。小さく低めの声で控えめに「この度はご愁傷様でございます」「この度は突然のことで」と述べれば十分に気持ちは伝わります。あいさつの後は、かならずおじぎをしましょう。
お悔やみの言葉をうまく言えない場合は、黙礼だけでも構いません。心を込めて故人の冥福をお祈りすることが大切です。
葬儀を執り行う立場になった場合、挨拶をしなければいけません。一般葬であっても、家族葬であっても行う必要があるので、結構大変です。中には文面を用意してくれる業者もありますが、それでは自分の気持ちをしっかりと伝えることはできないでしょう。
自分なりの言葉で伝えることができれば好ましいです。故人との関係性によっても、言葉が出てくる場合と文面を読んだほうがよい場合があります。いつどんな形で挨拶をしなければいけなくなるのか、ということも考えなければいけないので実際に喪主や施主になった時に、色々と考えてみるとよいでしょう。
準備された文面を読み上げるのではなく、自分の言葉で伝えたほうが故人に対してもよいでしょうし、参列者の印象もかなりよくなるということがあるので、出来れば自分で考え、メモとして作成をしておくとよいでしょう。