親しい親類や友人のみで行う葬儀の基礎知識や注意点 - 葬儀アパタイト

親しい親類や友人のみで行う葬儀の基礎知識や注意点

密葬という言葉はメディアなどで耳にする機会は多いですが、具体的にどのようなものなのか分からないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。また、実際に執り行うときや参列する場面でも、基礎知識があると役立つことがあります。

葬儀の形式の一つである密葬は、家族や親族、親しい友人のみで行うものになります。一般の人が行う場合には、家族葬と同じような意味合いになり、個人の遺志や遺族の方針などによって行われます。会場は、故人の自宅や寺院、斎場の少人数式場などさまざまです。

しかし、故人が著名人で多くの会葬者がある場合には、日にちをおいて本葬を行うことになります。まずは親族や親しい友人など故人に近い間柄であった人たちのみで執り行い、その後で本葬を行うことになります。本葬では多くの人が参列することになり、より規模の大きいものになります。

近年では本葬のかわりに「しのぶ会」や「お別れ会」が行われることも多く、このようなものは著名人のファンなど一般の人たちも参列できる場合があります。会場も葬儀場ではなくホテルやレストランなどが多く、宗教に関係なく献花を行う形式が一般的です。

著名人ではない一般の人たちの場合は、特に後から本葬をすることはなく単独で行われます。小規模な葬儀である旨を知らされた場合には、近しい間柄でなければ会葬を遠慮することが望ましいです。一般葬を行わないことには事情があるので、故人や親族の気持ちを尊重するようにしましょう。